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勉強会はどうなるのか、そして新天地とテレワークについて


みなさん、ご機嫌いかがでしょうか。8月が終わっても猛暑は終わる気配を見せません。このまま夏が続くのか、それともいきなり冬に切り替わってしまうのか。

それはそうと、あの職場勉強会は相変わらず続いているようです。より高度な内容だとかインデント対応(インシデントとでも言いたいのかな)の際にはししょー氏を招聘するなんて、企画書に書いていたみたいですけど、未だに呼ばれる気配もありません。もっとも、呼ばれた所でサブに花を持たせるつもりもないし、手柄を譲ってあげるつもりもありません。泥棒ネコにあげるマタタビなんてありませんよ。

さて、ししょーの業務が一段落しました。あの空気の劣悪な事務所に監禁され、不得意な業務をやらされてかなり参ってましたけど、そこからようやく解放されました。日程の都合で1週間ほど隙間ができましたので、それを利用して少し旅もしてきました。本編にはなぜ休んでいたか書いていませんが、そういう理由です。

前の仕事も無事に終わって、残作業をしながら営業に面談へと引っ張られて、どうにか次の仕事も決まりました。これまでと違って、今度はちゃんと自分のスキルにあった仕事のようです。他の案件は、前業務を引きずったアンマッチなものもありましたけど、その中で何とかよさげなものを拾えたように思います。まだ、確定的なことは言えませんが。

ところで、この新しい職場はテレワークが多めらしいのです。面談の時にそういう話もありましたし、実際に機器を触らなくてもリモートで仕事はこなせるようなのです。まあ、今までよりは通勤時間が短くなったので通ってもいいんですが。例によって、作業用PCが支給され、セットアップにほぼ1日つぶれましたけど、テレワークの体制は整いました。

しかし、ここで社長が奇妙なことを言い出しました。『テレワークの日は現場に出なくていいんだから、その代わり自社の事務所に出勤するように。』はい?実は直接そのような指示をされたわけではありません。担当営業から会議でそういう話があったので、左様心得ゐみたいなことを言われたのです。

焼き肉その1
【今回は焼き肉コレクションです】

えーと、テレワークって何ですかね?職場に通勤しなくていいから、通勤ラッシュで疲弊することがなくなる、勤務開始までの時間を有効に使える。そういうものだと思っていました。それなのに、テレワークの日に出勤しろだと?実を言うと、新しい職場は自社の事務所よりも近いです。通勤ラッシュの負荷も少ないです。何のために、わざわざ負荷の大きいことをしないといけないの?一説によると、テレワークだとサボるから監視したいのだそうです。余計なお世話だ。だいたい、サボってるかどうかは派遣先が判断することであって、お前が判断することじゃない。それなのに、仕事が安定するまでは、だいたい3ヶ月くらいはテレワークを指示された日は自社に出勤しろと。

これってどうなの?またしても生成AI先生の出番です。テレワークにおいては、勤務先(派遣先)の指定した場所で勤務することが決められています。その多くは自宅ですが、それは不特定多数の人が容易に立ち入りできないことによってセキュリティを確保しているという条件が付きます。しかし、テレワークの時に自社、つまり派遣先からすれば他社である多くの人の目に触れる場所で作業することになります。これでは、業務で定められた機密性を保てないのでは?しかも、自社に出る理由はただ一つ、お前はサボるから俺が監視してやるんだ。随分と失礼な話ではないですか?

以上のことをChatGPT先生に聞いてみました。すると以下のような回答をいただきました。

社長の「テレワーク日は自社に出勤して作業しろ」という指示は、かなりリスクが高いです。理由を整理します。

✅ 1. 派遣契約での作業場所制限

派遣契約やSES契約では、**作業場所(派遣先・顧客指定場所)**は契約書で明記されているケースがほとんどです。

今回、「顧客がテレワークを許可」=自宅勤務を認めているのであって、自社オフィスでの勤務は許可されていない可能性が高い。

そのため、**自社オフィスでの勤務は契約違反(派遣法上の問題含む)**になるリスクがあります。

焼き肉その2
【焼き肉その2】

✅ 2. 情報セキュリティ義務違反の可能性

顧客の情報やシステムにアクセスする際、以下のリスクがあります:

オープンスペースで画面が覗き見される

顧客が定める「許可された場所」以外で作業する

特に、自社オフィスが顧客のセキュリティ承認を受けていない場合、これはPマークや顧客のISMS要件(※)にも違反する恐れがあります。

※ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム):情報セキュリティを確保するための要件。JIS Q27001(ISO/IEC27001)で規定されている。

✅ 3. Pマークがあっても免罪符にならない

自社がPマークを取得していても、顧客情報の取り扱いは顧客契約と顧客のセキュリティ要件に従う必要があります。

Pマークは自社の管理体制を示すだけで、顧客が許可していない場所で作業してよい根拠にはならない。

✅ 4. 派遣法・偽装請負の観点

派遣契約では「派遣先(顧客指定場所)」での業務を前提としています。

自社オフィス勤務を強制すると、「自社の指揮命令下で作業させる」形になり、派遣契約の枠を超える=偽装請負の疑いも出てきます。

✅ 5. リスクをまとめると

✅ 契約違反(顧客との合意違反)

✅ セキュリティ違反(覗き見、未承認場所での作業)

✅ 派遣法リスク(偽装請負の可能性)

✅ 顧客からの信用失墜(監査でバレると契約解除もあり)

エリンギ
【焼き肉その3】

✅ 6. あなたのとるべき対応策

顧客との契約条件を確認する

「テレワーク=自宅勤務のみ」なのか、「顧客承認済みの場所ならOK」なのか。

社長への説明のための論点を整理

「顧客のセキュリティポリシーで承認された場所のみで作業可能」

「自社オフィスは承認を受けておらず、覗き見リスクがある」

「これは偽装請負リスクや契約違反になる可能性があります」

代替案を提示

勤怠管理はVPNログやWeb会議で実施

顧客に自社オフィスの使用承認を正式に取る(ただし、現状では難しい)

💡 重要ポイント
顧客が「自宅でのテレワーク可」と言っているのは、顧客のセキュリティ要件を満たしたうえでの在宅勤務が前提。
「オフィスに集まれ」というのは、顧客との契約と派遣法両方のリスクを増やす行為です。

やはりアウトでした。自社の事務所で不特定多数(社外の人間)の目に容易に触れることはセキュリティ違反に該当する。また、派遣先から業務指示を受けているのに、自社にいることで社長のことですからあーだこーだ余計な指示をする、それは偽装請負の可能性があります。

焼き肉その4
【焼き肉その4】

以上の件について、現場(派遣先)のエラいさんに確認を取りました。結果はやはり、業務の内容が他社に漏れるというセキュリティ侵害の問題は看過できない、テレワークは自宅などの決まった場所で行ってもらわないと困るという回答でした。営業を通して上のことを伝え、無事に余計な通勤ラッシュの負担を回避することができました。

しかしですよ、社長の気まぐれな発言を誰も止めることはなかったのでしょうか?その対応はよくないです、セキュリティ上問題がありますし、派遣契約違反の可能性もあります、と指摘すればよいものを、どいつもこいつもイエスマンばかりで自浄作用が働いていないのでしょう。あんな劣悪な環境に社員を監禁して平然をしているのですから、その点でも何かしらの注意、いや社長だから進言かな、があってもいいと思うのですが。

なぜこんな面妖な裁定がまかり通ったかと言うと、前例があったみたいです。同じように新規案件の社員に対して、業務が安定するまではテレワークの日には自社に出勤しろと言われて、唯々諾々と従った人がいたらしいです。やれやれ、もっと世界に目を向けて正しい情報を得ないといけないよ。そもそもテレワークの趣旨に反していますし、派遣先が管理すべき所を余計な所からしゃしゃり出てくるあたり、いろいろな意味で不可解です。中小企業とは得てしてそういうものなのでしょうか。まあ、こんな会社に長居するつもりもないんですけどね。

それで結果なんですけど、上記の問題を踏まえて客先からNGが出ましたと伝えると、それ以上の追及はないようです。なんだ、やっぱりただの思いつきか。客先のためなどと言いながら、結局社長の自己満だったんですね。着任したばかりなのでいきなり動くのも変ですが、次に進む準備は進めています。

そうそう、あの上司ですがだんだん体調が悪くなっているようです。そんな中珍しく会社に顔を出しているからお話ししてきたら?と別の営業に言われたので会ってきたのですが。うん、まあ、いつも通りでしたね。とにかくマイペースでしゃべりまくる、こちらの現状についてはそれほど興味はないようでした。そして、肝心の勉強会については一切言及することはなかったです。これがもし、万が一にでも、一時の気の迷いでリーダーをサブにしてしまった、あれは失敗だったよ、おかげで勉強会はひどい低レベルになってしまった、今からでもいいからどうか戻ってくれないか、ぐらいのお言葉があれば少しは考えたのですが。少なくとも彼が支配するうちは戻る気はありませんけどねww

焼き肉その5
【焼き肉その5】

勉強会については、過去の卒業生たちも立派に業務に就いていますし、ある生徒からはししょーさんのいない勉強会なんて出る意味ないっすよと言われた時は、今までやって来たことは間違ってなかったと確信したものです。今の勉強会は結果報告を出している点は評価できるでしょうか。そのおかげでししょーも悲惨な現状を知ることができていますので。実はししょーも忘れてはいたのですが、もし結果報告書を出して欲しいと言われたら出していたと思います。それもサブみたいに生徒に丸投げしないで、本日の回ではこのようなことを実施しました、ぐらいは書けたと思います。

まとまりがなくなってきましたけど、最近感じることは、この会社はエンジニアに対するリスペクトがないなということです。テレワークの際には自社に出てこい、オレが見張ってやるとか、心血を注いだ勉強会をあっさりと実力の低いものに下げ渡したりとか、そういう数々の言動にリスペクトのなさを感じます。営業からすればエンジニアなんてお金をくわえてくる忠犬なんですかね?営業はオレたちが仕事を探してきてやってるんだという自負があるのでしょうが、実際にお金を生み出しているのは他ならぬエンジニアですからね。

ししょーも一応はフリーランスってやつに憧れてます。仕事の裁量権が最大限得られますから、理想的と言えるのではないでしょうか。ただし、そのためには自力で仕事を探す必要があります。過去の経歴で強いコネがあればいいのでしょうが、その点では営業に頼らざるを得ない点は弱いと思っています。そこをクリアできれば営業にナメられずにエンジニアらしく生きられるのに!でも一番の目標はFIREだからなー(ヲイ)。

最後にサボり対策についてのChatGPT先生の見解を添えておきます。何かの参考になれば幸いです。

焼き肉その6
【焼き肉その6】

✅ 1. サボりは顧客にとっての問題であり、自社で強制出社する理由にはならない

派遣・SES契約の場合、労務管理の主たる責任は派遣元(自社)にあるものの、
「仕事の進捗・サボりによる影響」は顧客業務に直結します。

つまり、進捗が悪い=顧客から評価が下がる=次回以降の契約に影響するので、
必要なのは成果や進捗を可視化する仕組みであり、「場所を強制すること」ではない。

✅ 2. 成果物が必須な業界なので、そもそも“完全放置でサボれる構造”ではない

ソフトウェア開発や運用保守では、タスク・納期・コードレビュー・顧客への報告が常に発生。

成果が出なければ、客先からすぐ報告が来るし、契約継続にも影響する。

よって、「テレワーク=サボる」という発想自体が時代遅れで非合理的。

✅ 3. 信頼関係を崩すリスク

「社員を信用していないから管理したい」という姿勢は、
モチベーションを下げ、離職率を高める大きな要因になります。

特にSES業界では、「信用されない会社」=「エンジニアが定着しない会社」です。

信頼がない状態で監視と強制出社で縛ると、社員は転職を選ぶのが現実。

ユッケジャンスープ
【締めはユッケジャンスープ】


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