前回の評価面談では、かなり納得のいかない結果となりました。契約上ボーナスがもらえるわけではないのですが、査定がいいとそれなりの追加金がもらえるのです。しかし、今回も低評価ゆえに増額はなしでした。評価が低い理由が納得いくものであれば仕方ないと諦めることもできるのですが、内容があまりにもひどく到底承諾できるものではありませんでした。その時の詳しい状況については、こちらをご覧ください。ただ、これは長すぎるので要点をまとめると、あなたはコミュニケーション能力が低い、よって評価を下げるということでした。そして、そのコミュニケーション能力が低いと言った根拠は、会社からの連絡に応答しなかったからだと言うのです。ですが連絡に応じられなかったのは、前職のパワハラに遭って倒れていたためでした。
職場のせいで倒れて動けなかったのに、連絡に応じないからコミュニケーション力が低い、よって査定を下げるなどと平然と言われて納得できるでしょうか。面談でその言葉を発した幹部は何を考えているのでしょうか。そして、そのパワハラさえもあの上司のせいでなかったことにされようとしました。
これだけでも、この会社に対する誠意や愛社精神などは飛んでしまうと思いますが、それ以外に会社を辞めたい理由ができました。今の会社では生成AI(特にChatGPT)が流行っていることは前に書いた通りです。本来は業務上の問題解決やコーディングのサポートなどに使うようなのですが、それ以外にもいろいろ質問などできるようなので、ししょーの給料についても聞いてみました。その結果水準より低いことが判明したのです。これでも精一杯頑張っている、でももらった額に応じた金額しか出せない(実はこれ違法のはずなんですが)というのが会社の言い分なのですが、それはエンジニアに対する評価の低さ、リスペクトのなさによるものだと思うのです。さらに昨今の扱いのひどさ、今の業務のアンマッチぶりなどを考えても、これ以上この会社に留まる理由を見いだせません。それでも残っているのはやはり年齢の要素が大きいです。過去に知り合いから仕事を紹介してもらおうとした時、その年齢では(当時は40歳ぐらいでしたが)紹介はできないと言われ、前職から関わっていたあの上司を紹介されたのです。そして今の会社を紹介されて、ここに至る訳です。
それでも初めのうちはよかったと言えます。給料についてはなかなか希望額に届きませんでしたけど。数年後に年俸制という技を使ってどうにか希望額には届くようになりました。その代わりボーナスがなくなりましたが。ただ、職場については昔から関わっている馴染みのある場所でした。そこは、都会から離れているためなかなか勤務したいという人がおらず、入れ替わりの少ない安定した場所でした。もしそこにずっといられるのならよかったのですが、上位会社の事情により業務を縮小することになりました。それに伴いついにししょーはそこを外れることになったのです。その後、あの上司がうれしそうにししょーをファーストペンギンとしてあっちこっちの現場に放り込んでは、潰されて退場するということを繰り返してきた訳です。
【今回はカレーコレクションでお楽しみください】
そして終いには今までのキャリアと関係のない仕事に放り込む始末。さすがにししょーも我慢の限界が来ました。でも辞めるのはいいのですが(モー○リとかありますし)、次はあるのか?しかし、ChatGPTの回答などを見ると行けるのでは?と淡い期待を持つようになりました。そんな折、昔登録していたまま放置していた転職サイトからメールが来ました。スキルシート、履歴書を更新しませんか?とりあえずやってみるか。過去の経歴を整理することは必要だと思います。さらに電話まで掛かってきました。キャリアカウンセリングをしてみませんか?カウンセリングとな?今まではたまに流れている求人票をぼーっと眺めてどうなんだろうと思いつつそのままにしていました。でも、転職のプロの人と直接話ができて、疑問を解決できるのなら願ってもないことです。そしてもし叶うならもっといい会社に転職したい!申し込むことにしました。
いやー、会社の会議以外でのWeb会議なんて緊張するなあ。でも、今までの職場ではなぜか顔を出さず、音声のみのやり取りでした。ですが、今回はカメラとマイクを用意してくださいと言われたので、慌てて用意しました。あ、ノーパソにカメラ付いてたんだ。うーん、でも背景に汚い部屋が映るな、やっぱりSTATION BOOTH(駅ナカにある狭いBOX)みたいなとこに行った方がいいんだろうか、とか思ったのですが、実は背景の設定というのができるんですね。これで後ろの見苦しいところは隠せるな。
でもって、当日を迎えました。時間になって会議室にIN。しかし、せっかくWeb会議にしたのにどっちのせいなのか通信状態が悪いようで、結局電話でのお話となりました。なんだ、せっかくアプリをインストールして用意していたのに。で、肝心のお話ですが、事前にWeb履歴書を作成して提出していましたので、それを元にお話をする形になりました。ただ履歴書といっても半分くらいは職務経歴書みたいな感じでした。最初は業務の概要を箇条書きで簡単に書いていたものの、サンプルを見ると意外に細かく書き込んでいたので、慌てて職務経歴書みたいに内容を見直して書いたのでした。
その甲斐あってか、有意義に話を進めることができました。まず経歴については、専門分野を長くやってきたことを評価していただきました。それと一番の懸念である年齢についてですが、ただの技術屋としては不利だが、プラスアルファがあれば巻き返せるとのことでした。つまり、現場作業をするだけではなくマネジメント、進捗管理、教育(!)をできるなら、年齢が高くても求人はあるようです。
【カレーコレクション2】
そして、年収についてもやはり標準的な額から見て低いと言われました。あなたぐらいの経歴とスキルがあれば、もっと上の額をもらって当然ですと。生成AIだけでは心許なかったのですが、これで安心しました。やはりししょーは過小評価されていたのです。待遇面においてもと言ったところでしょうか。これでししょーの希望する職種に希望する待遇で行けることが分かりました。よく年収査定などすると、あなたの年収は低いです、もっともらえますよ、みたいな診断結果をいただくのですが、それはあくまでシミュレーションの結果であって、実際にその条件で入れる会社があるという保証にはなりません。ですが、今回実際に転職のアドバイザーから行けますよと言われたということは、実際にその条件で会社があるということになりますね。
結局週末の約1時間をそうやってほとんど電話でやり取りしていたわけですが、これで方向性が見えてきました。それまでは会社の処遇に不満がありつつも、今さらどこかへ動くのも不安でした。ですが、まだ会社を変えれば自分を生かせると分かると、少し元気が出てきたように思います。そして、今まで苦労して作り上げてきたコネクションも案外役に立たなかったことにも気付いたのでした。前はそういう紹介によって転職してきたわけですが、結局思ったほどの収入は得られず、若手に教育をする機会はありましたがそれほど感謝もされず(それどころか逆にバカにするような言動すらされて)挙げ句の果てにはししょーよりも明らかに劣る者に乗っ取られる。つくづくコネを作る難しさを思い知らされました。結論を言えば、ししょーが築き上げてきたコネは失敗作だったという訳です。
【カレーコレクション3】
週が明けて、晴れやかな気分で仕事に向かっていたのですが、週明けということもあり昼ごはんを食べると眠くなってしまいました。で寝落ちしかけていたのですが、それを咎められてしまいました。いつもはすみませんと謝るところですが、ししょーは気付いていました。職場は一応換気ファンも付いているのですが、チープな雑居ビルなのでそれでも空気が悪いです。しかし、あろう事か社長が換気ファンがうるせーなと言って切ったのです。おかげでCO2濃度は5000ppm近くに達していました。ただでさえ空気が劣悪なのに、うるさいという理由で環境をさらに悪化させるとは。しかもこの劣悪な居室にほとんどいないのに!気が付いたらししょーは外に出ていました。こんな環境の最悪な場所に居てはいけない。とりあえず、どこか休憩できそうな場所に行こう。近くに公園のような場所があったので、そこでしばし(怒りが収まるまで)休憩することにしました。
ここの会社は、今の流行りなんですかね、健康経営だとか言って、変なセミナーやらなんやらしてるみたいですが、職場環境の悪さを放置するばかりかさらに悪化させることのどこが健康なのか?どうやら悪徳コンサルなのか、保険会社がそういうことをそそのかしているみたいですけど、健康の意味を分かってないやつにそれっぽいことを言ってコンサル料とか取ってるんだろうな。だいたい、ほぼ毎日のように体調不良者が出る職場のどこが健康なんだ?さらにこの会社への忠誠度は下がる一方です。余談ですが、労働安全衛生法(事務所安全衛生規則)によれば、室内の二酸化炭素の含有率を5000ppm(百万分の五千以下)としなければならない、と規定されています。なお、空気調和設備(外調機)または換気設備を有する場合は1000ppmとすることが望ましいとなっています。義務違反には罰則もあります。
今の案件についても専門外ですので、戦力としてあまり役に立っていない状態が続いています。ベテラン枠なのに新人レベルの作業しかできません。他のメンバーに申し訳ない気持ちもありますが、とりあえず終わるまでは何とか耐えようと思います。ですが、次の案件は内容次第では断ってもいいのではないかと思います。特にそれがファーストペンギン🐧案件である可能性が高い場合は、早めの判断が大事だと思います。そんな中別の営業が新しい案件を持ってきました。あれ?次の案件は別に決まってると思ってたんですが。しかも内容を見るとこれまたお門違いの案件。今の業務と同じですなどというのですが、そもそもそれがイレギュラーなんだよ。ここの営業はどういう連携をしてるのでしょうか。計画性のなさに呆れるしかありません。普通は案件を取ってくる時にある程度のメンバーは決まってるはずなんですが。調べてみたら、やはりたらい回し案件でした。やれやれ。
この会社におけるししょーの立ち位置ってなんなんでしょうか?あの上司が一応は直属の上司なので、そちらにある程度任されているみたいですが、こいつは年齢が行ってるからもう動くことはないだろう、だからファーストペンギンとして酷使しても逃げたりしないだろう、なんて思われてるとしたら、随分とひどい話です。実はゾウの鎖に囚われているサーカスのゾウなのかもしれません。さあ、ししょー、その貧弱な鎖を引きちぎって自由におなり!
【カレーコレクション4】
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