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職場勉強会の振り返りと反省(補遺)~職場勉強会のあるべき姿とその乖離について~


目次
はじめに
勉強会の始まり
問題児の加入
サブリーダーの参加
サブによる乗っ取り
そして終焉
振り返りと反省~どうすべきだったのか~
おわりに

はじめに

本当は、この文章をn○teに投稿しようかと思ったのですが、アイコンとかサムネとか作るのが面倒なので、こちらに載せることにしました。まあ、こちらには独自のプラットフォームがあるので、それでいいかと。前の会社については、恨み辛み尽きせぬ思いはありますけど、これ以上語る必要もないと思いますので、今回はあの職場勉強会について振り返りたいと思います。

あの勉強会はどのように始まり、どのように頓挫し、そして消えてしまったのか。どうすればよかったのか。それについて順を追って考えてみたいと思います。もうあの会社で若手たちに指導する機会は永遠に失われてしまいましたが、今後のためにそしてもし奇特にもこの文章を読んでいただいている同業諸氏にとって職場勉強会の実施を検討する一助になれば幸いに存じます。

なお、記憶の曖昧さその他の理由により、フィクションが入る場合がございます。あらかじめご了承ください。

勉強会の始まり

ある日のこと、上司が言いました。「この会社は開発方面は充実しているが、インフラ関連は弱い。そこで社内の未経験な若手たちを教育して資格を取らせて、現場で通用するスキルを付けさせたいんだ。実は候補者も何人かピックアップしてある。」その時は、なかなかよい試みだと思ったのですが。「機材は会社で用意するから、何が必要か教えてくれ。」相談らしい相談と言えばその時ぐらいだったでしょうか。

そして、ある日曜日のこと初めての勉強会が始まりました。本社事務所の一角に機材一式が用意され、静かに職場勉強会は輝かしいスタートを切ったのです。さて、最初ですから学習のための環境を作らなければなりません。こちらで環境を作るのが一番早いのですが、せっかくですので彼らの今の実力を見ておきたいと思い、敢えて彼らに環境を作ってもらうことにしました。いえ、当初の想定では参加メンバーたちが自主的にテーマを決めて自己学習を行い、ししょーはそれを後ろから見守っている、もし彼らが困っていたらその時だけ助けるという形になるはずでした。ある程度の知識はあるからそれくらいはできるはず、上司もそう言ってましたし。しかし、この生徒たちには動く気配がありません。と言うより手を拱いているように見えました。「どうしたらいいか分かりません。」やっぱりそうか。勉強会の時間は決まっています。いつまでもみんなで佇んでいる余裕はありませんので、仕方なくししょーは簡単な構成を作りました。あり合わせの機材でそれなりに基本的なスキルを習得できるレベルのものでした。まあ、第1回だからこんなものかな。作った環境に関して簡単に説明を行い、実際に彼らに環境に触れてもらい、それなりの収穫はあったと思います。その時上司はどこにいたか?最初なんだから後ろから見ていて、うむうむやっとるねぐらいの姿は見たかったのですが、残念ながら彼はパーティションの向こうのデスクでパソコンに向かっていました。休日のため事務所に他の人はおらず、施錠の関係で留守番が必要でした。昼食のため事務所を離れる時だけ上司に声をかけて留守番を調整する。結局それが上司の役割でした。

手仕込みチキンカレー
【今回も重苦しい話なので、気分転換にカレーはいかが?】

その後も上司は勉強会の内容に興味を示すことはありませんでした。一応勉強会の趣旨として、資格を取らせる、現場で通用するスキルを養う、という漠然とした方向性だけが示され、その後勉強会の運営や進行について具体的な指示が出ることもなく、また勉強会の開催についてアドヴァイスをすることすらもなく、運営について相談するような雰囲気でもありませんでした。ししょーがエキスパートだから任せておけばいいという信頼感があるかと思えばそうとも思われませんし、完全に丸投げしているように思われました。もしくは勉強会を実施しているという事実が欲しかったのかもしれません。

その後、勉強会実施の効果もあって生徒たちの中から資格試験に合格する者も現れました。合格体験記(?)の中でも勉強会が役に立ったと書いてくれたこともあり、勉強会の実施について手応えを感じていました。その時上司はどう思っていたのか?少なくともハッキリとした感謝や労いの言葉はありませんでした。一応実績を出したのだから、それについて何かコメントがあってもよかったと思うのですが。

ただ、一部生徒については専門分野でないこともあったのか、あまりやる気を感じられなかったというのも事実でした。学校の授業ではない、実務に直結するものだし、ここでスキルを付けることでステップアップ(昇給など)も期待できるということを説明していたはずですが、それが伝わっていなかった、または実感できていなかったのでしょう。実際に未経験でも実務に就くことができてステップアップできた実例もあるのですが。しかし参加メンバーの一人がこんなことを言っているという噂も聞きました。自分は家族を大事にしたいから今のままでいい。スキルアップして忙しくなるよりは給料が安くても現状がいい。それは個人の考え方なのでそこについてとやかく言うつもりはありません。ですが、ししょーも暇ではありませんし、自分の時間を削って彼らにスキルを習得させようとしているのです。それなのに、そんな考えで勉強会に参加するなんて失礼ではありませんか?

そんな状態で、あまり順調とも言えないまま、それでも一応は職場勉強会は始まったのでした。その後機材も増え、割合充実した環境を作ることもできました。しかし、生徒たちから環境に関する希望や提案などはありませんでした。それも引っかかるところではありました。

ハンバーグカレー
【ハンバーグカレーby松屋】

問題児の加入

そうして、職場勉強会が好スタートを切った(?)訳ですが、ある時上司が言いました。「実は協力会社の人なんだけど、彼もスキルに少し不安があるので、特別にこの勉強会に参加させたい。」それは構いませんけど。話によると、なんでも業界経験5年の経験者だとか。普通それぐらいのスキルがあれば世間では自立したエンジニア、一人称(※下記参照)で動ける人(この業界一人称って言葉大好きですよねw)のはずですが、それでもこの社内勉強会に参加を希望しているとは?期待1割不安9割でこの新人を迎え入れることになりました。

そしてある日の職場勉強会に彼が登場しました。容姿については本題と関係ありませんので省略します。勉強会の中で彼にも実際に環境を見てもらい、どの程度できるのかを見定めることにしましたが、彼の振る舞いを見てししょーはジャッジしました。これは、うーん、どう見ても業務経験3か月レベルだな。少なくとも5年の経験値があるようには思われませんでした。それでも、この業界で5年も生きてきたんだぞ!というプライドの高さだけは感じられました。

さて、新しいメンバーを迎えて職場勉強会を行うことになったわけですが。この新人さんは、他社(上位会社)の自主勉強会に特別に参加させていただいているという謙虚さがあれば何も問題はなかったのですが、やはりプライドの高さが顔を出します。学習環境を常設する場所がないため勉強会の開始時には機材を持ってきて環境を一から組み上げる必要があるのですが、「手分けしましょう」などと仕切ろうとする割には効率の悪さを露呈したり、学習中にも見栄を張ってかトンチンカンなことを言ったり、本当に業界に5年もいればそんな振る舞いはしないであろうという動きをします。検証環境と実環境(本番環境)の差分についても理解しているようには見えませんでした。なるほど、上司が彼をこの勉強会に参加させた理由が分かる気がしました。

カツカレー
【カツカレー】

とにかく、彼(仮にムーとでも呼んでおきましょうか)の振る舞いは経験値からはとても考えられないレベルでした。業務経験5年程度であればできるであろうことができない、それどころか基本的な業務スキルも足りない、いったいどうやってこの人は業界で5年も生きてきたんだろう?と疑問に思うレベルでした。おそらく、彼は業務の中でスキルを習得していくのではなくて、その場をいかにやり過ごすかという妙なスキル(それをスキルと呼ぶことが妥当か分かりませんが)に終始していたのではないでしょうか。これはいけない、とししょーは思いました。彼がポンコツなのは分かりました。果たしてこの勉強会でちゃんと成長してくれるだろうか。少なくとも若手の手本にはなり得ない人物であることは分かりました。彼は協力会社の人だからどうなろうと構いませんが(薄情ですかね?)、ウチの有望な若手社員たちがああこれがエンジニアの姿なのかと勘違いして、ポンコツが伝染すうつるのではないかと心配になりました。ですので、ししょーとしてはちゃんとしたエンジニアとしての振る舞いを示すようにし、こんなポンコツのようになってはいけないという教育を心掛けていました。

しかも、問題はそれだけに止まりませんでした。上のことだけなら、単に技術的に足りない人なのですが、彼のそれ以外の振る舞いもかなり気になりました。若手たちの手前カッコを付けようとするのか、自信たっぷりに知ったかぶりをします(正しいことを言っている分には訂正しませんでしたけど)。そして、一番の問題は『何があっても謝らないこと』でした。ミスをしても謝罪することはなく、ししょーがミスを指摘しても何かと言い訳に終始するのです。これは、単に技術者として足りないというレベルではなく、社会人として決して手本としてはならない部類の人間です。弊社のホープがこんな社会人としてあり得ない動作を真似てしまうことだけは絶対に避けなければいけません。この点も、あの上司がちゃんと勉強会の様子を観察していれば当然気付くはずのことだったのですが(以下略)。

ところが、5年の実務経験というものが悪い方向に働きます。なんと、自社の若手が彼に憧れ始めたのです。ししょーから見れば明らかにポンコツなのですが、若手から見れば現場でバリバリやってきた経験者に見えたのでしょう。裏付けのないプライドの高さ、堂々とした振る舞い(相当に好意的な見方をするならばですけど)も手伝って、素敵なエンジニアに見えたのかもしれません。これは大変だ、とししょーは危惧しました。こんな奴のマネをしたってまともなエンジニアには育たないです!そう考えたししょーは、あんなのに憧れてはいけない、あれはダメな手本だよと指導したのですが、残念ながらこの若手の心を動かすことはできませんでした。それどころか、どういう風に伝わったのか、ある日上司に呼び出しを受け、なんとししょーが若手にパワハラをしていると言われてしまったのです。しかも、今までは全くノータッチだった連絡用のSNSなどの使い方について一方的に指図してきました。それまで問題なく使っていたのに、勝手な上司の思い込みでいろいろと制限事項を言ってきたのです。そして、それもまた上司の誤解と偏見に基づく誤った認識によるものでした。

トマトカレー
【トマトカレー】

えーと、パワハラ(パワーハラスメント)について整理しておきましょう。現場で数々のパワハラを受けてきたししょーの言うことの方がきっと信用できると思うのですが。厚生労働省の定義によると、「優先的な関係に基づいて」「業務の適正な範囲を超えて(社会通念に照らして適切でないという意味ですね)」「精神的もしくは身体的苦痛を与えること、又は就業環境を害すること」となっています。熱心な説得によっても意志を曲げなかった、優先的な関係ではありましたけど、それをパワハラと判断するとは?しかも、パワハラについて「キミの考えは聞く意味がない。相手がパワハラだとそれはパワハラになるんだ。」とまで仰いました。そうでしたっけ?もう1つ、厚生労働省の資料を確認しましょう。職場におけるハラスメントに関する指針(20ページ以降が参考になりそうです)にはそんなことは書いていません。少なくとも、「相談者及び行為者の双方から丁寧に事実確認を行うこと」との指針が示されています。つまりこの上司は、パワハラに対する適切な対処も怠り、一方的にししょーが悪者であるという恣意的な判断を行ったと言わざるを得ません。さすがに温厚なししょーもこの対応にはキレました。「こんなことでパワハラと判断されては彼らの教育について担保することができません。その判断を撤回していただくまで勉強会への参加を(無期限で)見合わせていただきます。」とこれだけはハッキリと言明致しました(二重表現)。

今まで度重なる理不尽に耐えてきたししょーがついにキレたのです。そう簡単に意思を撤回することはありません。そうして、この問題児のせいで職場勉強会はペンディングとなってしまいました。ペンディングとなる前に数回ほどししょー抜きでの開催を試みたようなのですが、さすがに指導役なしでの開催はあの生徒たちには荷が重かったようです。そんな現実を目の当たりにして、それまでししょーを軽んじてきたあの上司も、さすがにししょーなしでは勉強会が立ち行かないという事実を受け入れざるを得ませんでした。

この事態にさすがに会社としてもマズいと判断したのでしょうか。ここでついに幹部が登場しました。幹部との話し合いの結果、このパワハラ問題は単に上司の妄想であることが判明しました。「キミが起こしたパワハラ問題について上層部でも問題になっている。」などと大げさに騒ぎ立てていましたが、それも幹部によるとそんな話は出ていないとのことでした。結局あの上司が針小棒大に事を大きくし、ししょーに圧力をかけようとしたが見事に失敗したということになります。あの若手が今回の件を上司に相談したら、上司フィルタで勝手にパワハラということになってしまい、事実関係を確認することなくししょーがまたやらかしたと勝手な判断をしたのでしょう。この上司のひどい妄想癖(ししょーが悪いからパワハラを起こした、ししょーがポンコツだから現場を退場になったなど、ししょーの言い分を完全無視して勝手な判断をすること)は、日頃の業務でも遺憾なく発揮されていました。もう過去のことなので、今さらどうということもありませんけど。幹部とのお話し合いの中で、その他いろいろの誤解なども解けましたので、なんとか職場勉強会は再開する運びとなりました。

問題児の参加も遠慮していただきたかったのですが、そこは配慮していただけるということで、彼もおとなしくなったように見えました。ですが、ここまでほとんど独りで勉強会を支えてきたししょーも限界に近づいていました。

チキンカツカレーwithコロッケ
【チキンカツカレーwithコロッケ】

※一人称:本来は自分自身を指す言葉ですが、IT業界では(他業界もそうかもしれませんけど)他者の助けを借りることなく自力で業務を遂行できる能力を有する人という意味で使われることが多いです。誰が言い出したんだろ?

サブリーダーの参加

職場勉強会も定期的に行われるようになってきましたが、実質の運営はすべてししょーに一任されていること、問題児の加入で負担が大きくなったこと、パワハラ騒動でペンディングになったことなど、いろいろな問題がありました。その中で独りで勉強会を切り盛りするのは難しい、そう考えていました。そこでししょーは上司に言いました。「現状勉強会は私独りで指導してますが、さすがに厳しいです。誰かサブリーダー的な人を付けていただけませんか?」ペンディングの件もあったせいか、この要望は受け入れられました。そして、ある人物がアサインされたのですが。これまた問題のある人だったのです。

サブリーダーとして呼ばれた人が勉強会に参加した日、その時期はペンディング期間中だったこともあり、ししょーは事前連絡がなかったので今日はどこに行こうかななんてぼんやり考えていました。すると、突然電話が鳴り「おい、何やってんだ?勉強会は始まってるぞ!」なんて言われたのです。ちょっと待ってくださいよ、来週やるかもとは言われていましたけど、具体的に実施するとか時間について何も言ってませんでしたよね?ちゃんとした連絡はなくても、とりあえずあいつは来るだろうなんて考えていたのでしょうか?そんなに暇じゃないんですけど。とにかく、あまり待たせるのもよくないので、急いで会社に向かいました。昼前に事務所に着くと、上司はまたしても顔合わせの後「これからどうする?話し合って決めてね」などとまたしても丸投げ状態でしたけど、とりあえず環境を組んで説明を行いました。サブの反応を見ると、あれ?あまり分かってない?正直スキルはあまり高くないようでした。ですが、リーダーが増えたので多少運営は楽になるのではないか、その時はそう考えていました。

そのサブなんですが、途中から同じ現場に配属され、最初はおとなしかったものの、簡単な作業ができたくらいで急に増長しししょーを軽んじるようになったというのは、本題から逸れる話なのでここでは触れません。しかし、勉強会についても理由なくサボるという問題が起きました。ある時は勉強会には出てくる様子がなく(事前に何の連絡もなかったのでサボりです)、その日の勉強会の後に彼が企画した親睦会というのがあってそれにはしれっと出てくるということもありました。結局リーダーとしての役目も果たせず、生徒としても参加をしたがらない、これでは何のために彼を呼んだのか分からない状態でした。しかし、問題はそれだけにとどまることはなかったのです。

カツカレーby松のや
【カツカレーbyマイカリー食堂】

サブによる乗っ取り

職場勉強会が新しいサブリーダーを迎えたにもかかわらず、結局元の状態に戻ってしまったことに失望しつつも、それでも会社の若手たちを育成するという使命に燃えて相変わらず孤独な戦いを続けておりました。そんな時幹部がこんなことを言いました。「今の職場勉強会のやり方を見直したい。ただ生徒を集めてレベル差に関わらず一様に教えるのではなく、生徒たちのテーマや習熟度を考慮してそれに沿った教育をしたい。」それもそうですね。その考えについては同意ですので、次の方針が出てくるのを待ちました。しかし、その後ししょーが職場勉強会の場に立つことはもうありませんでした。

職場勉強会が方針の見直しとやらをするために再度のペンディングに入ってから数ヶ月の時間が過ぎた頃、ししょーはあのパワハラ現場でいろいろな障害に悩まされておりました。職場勉強会どころではなかったように思います。そんなある日、どうやら職場勉強会が再開されたという噂を聞きました。ですが、ししょーの元にはそんな話は一切ありませんでした。その後も幹部やあの上司からも勉強会について一切の言及はありませんでした。

いろいろ調査した結果、どうやらあのサブがリーダーとなって勉強会を再開したらしいのです。しかも、ご丁寧に企画書なるものまで作っていたようです。そこには(極秘調査の結果ですが)かつて弊社では勉強会というものが行われていた、それによって若者たちは知見を得たという、私もそれに倣って勉強会というものを行うことにした、などと書かれておりました。へー、そうなんですね。昔勉強会というものがあったらしいです。サブさんはそれに倣って勉強会を立ち上げ、実施しているようでした。それって、この前までししょーがやっていたあの勉強会のことですかね?ししょーはあの勉強会を終わらせたつもりはないんですけど。

さらに、企画書とやらにはいろいろと意識高いことが書いてありました。ですが、それは当初勉強会を立ち上げた時の目的と変わることはありませんでした。しかも、企画書とかいうものにはこんなことまで書いてありました。実施内容によってはししょー氏を召喚すると。なんかそんな話があったんですかね?全く聞いてませんけど。幹部からもあの上司からももちろんサブ本人からも。だいたい、そういうことで人を呼ぶなら、順序というものがあると思います。この度はこの私ことサブがししょーさんの職場勉強会を引き継がせていただくことになりました。しかしながら、私はまだまだ若輩者でございます。私の能力を超える内容の実施に迫られた際には、ししょーさんのお力添えをいただきたく存じます。ご挨拶が遅くなり大変に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。ぐらいのことを言われたなら、手を貸すことについて考えたと思います。あくまで考えるだけですけどね(笑)。もちろん、サブからも一切の説明や釈明などはありませんでした。

かけそばカレー丼セット
【かけそばカレー丼セット】

サブの勉強会については、おそらく会社側と打ち合わせたのか、実施報告書なるものまで作っていたようです。ですが、内容を見るにあまりに淋しいものでした。人から勉強会を奪っておいて、結局劣化コピー、いやコピーとも呼べないレベルの薄い内容です。これで幹部たちは納得したのでしょうか。単にししょーが面倒なことを言ったから(パワハラ疑惑のことですよ)あいつをハブっとくかぐらいの浅い考えではなかったのかと思うのです。あの上司がししょーを過小評価し、逆にサブを過大評価していたことも原因かと思います。肝心の勉強会の内容についても、初級者と中級者を分けてそれぞれのレベルに合わせたカリキュラムで実施するという話だったはずが、なぜか中級者を集めてそれにしては淋しい内容の事をしていたり、あまりの迷走ぶりが目立っていました。そうやって勉強会の質が著しく低下し、当初のクオリティが保てなくなってしまい、本来の目的である資格取得やスキルアップが期待できなくなりました。もはや、職場勉強会を実施しているという既成事実だけを求めているようにも見えました。そうして、職場勉強会は形骸化していったのです(ししょーの個人的な見解です)

そして終焉

そうして、サブによる新たな職場勉強会が数回ほど行われたようです。しかし、ある日突然サブの名前が会社の名簿(社内SNS)から抹消されたのです。ということはどうやら彼は退社したと思われます。誰かが退社するという情報は、同じ現場にでもいない限りなかなか伝わらないものです。たいていは社内のSNSから退室することで退社を知るということが多かったように思います。今回もそういう状況証拠によって、サブの退社を知ることになったわけですが、あれ?勉強会はいったいどうなったの?実は、あの職場勉強会(新)もひっそりと終了していたようなのです。さて、最終回となってしまった回の報告書もしっかりありました。実施内容はというと、最終回なので機器は使用せず資格取得やスキルアップの方法などエンジニアとしてどう行動するべきかというテーマについて、時間いっぱいお話をしたみたいです。何がしたかったんでしょうね。そして、彼は勝手に始めた物語を勝手に終わらせてしまったのです。報告書は参加者(生徒)が作る決まりになっていて、最後に作成者のコメントを書くところがあるのですが、そこには「今後もこのような勉強会を開いていただきたいです。」と書かれていました。であれば、まず相談すべき人物がいると思うのですが。誰も教えなかったんでしょうかね。

そんな感じで、新しく始めた職場勉強会は突然終わってしまいました。そして、再開されることもなかったのです。本来なら、勉強会を再開すべく元々リーダーであったししょーに何かしらの相談があって然るべきだと思うのですが、そういったものは一切ありませんでした。もしかしたら、この会社においてししょーの存在は消されていたのかもしれません。一応現場は残っているから、その人足としては認められていても、若手を育成するための貴重な人材としては評価されなかったのでしょう。ちゃんと結果も残したのですが。もしかしたら、ししょーが淋しさとあまりの暇さに耐えかねて、再び職場勉強会をやらせてください!と泣きついてくるとでも思っていたのでしょうか?その可能性はありそうです。何せ、この会社は大事な事柄について、向こうから知らせてくるということがほぼありません。ししょーサイドから問い合わせることで、ようやく情報が得られるというPull型の体制となっているみたいです。つまりサーバ側(会社側)から情報が展開されるのでなく、こちら側(エージェント)がサーバに問い合わせて初めて情報を得ることができるのです。それがコミュニケーションだと思っている時点でかなりどうかしてると思うのですが。特に、勉強会の再開なんて会社マターですよね?

手仕込みチキンカツカレー2
【手仕込みチキンカツカレー2】

その後に理不尽とも言える要因のために、ししょーも会社を去ることになりました。ししょー亡き後この会社に若手を育成できる人材はもはや存在しないことは分かっていますので、今後勉強会が開かれることはないでしょう。それなりの人材を新たに獲得すればあるいは再開できるかもしれませんが、その可能性も低いと思います。それにしても一切の連絡が来ないですね。完全に忘れ去られたようです。こちらから連絡する義理もありませんし。

振り返りと反省~どうすべきだったのか~

とにかくこの業界は経験者を欲しがります。育成の手間コストが省けるからです。しかし、経験者というのは自然に発生するものではありません。どこかで未経験者を育成してようやく経験者になるものです。ですので、この会社においても若手社員にスキルを付けさせ経験者に近い技術をもって現場に送る、そうやって経験者を養成することは大変意義のあることだと思いました。ししょーがその教育役を快諾したのも、経験者というものが初めから存在しないこと、新人をどこかで育成しなければならないという考えがあったからです。

しかし、発案者である上司は、とりあえず勉強会という形式だけ作っておいて、その実質的な運営はししょーに丸投げしました。それが第一の問題であったと思います。勉強会を開催するに当たって、どのような人材が欲しいのか、どういう現場があってこういうスキルが求められているから、それに即したスキルを付けたいという方向性を、本来であれば上司が示すべきでした。ししょーは一介の現場担当ですので、会社がどのような人材を求めているか知る由はありません。ですが、営業担当の上司は客先の偉い人と会話しているでしょうし、その中でこういう業務を行っているのでこういう技術を持った人が必要であるという情報を得ているはずです。それを展開してくれれば、こちらとしても何を教えてどういうことが行えるとその要望を満たすことができるかは判断できます。とりあえず、エンジニアとして必要であろう汎用的なスキルを付けてもらうことを念頭に勉強会のテーマを検討し実施してきたわけですが、具体的にどういうスキルが必要か情報はもらうべきだったと思います。

次に上司の判断ミスが挙げられます。これは過去にも何度かあったのですが(前職や前々職などでも)、ししょーは見た目のせいか結構過小評価されがちです。いわゆる、『苦労が顔に出ないタイプ』なんでしょうか。「ししょーくんでもできるくらいの業務だ、他の人でも十分対応できるだろう。」そういう誤った判断によって、ししょーよりもスキルの低い人材が投入され、当然のように潰れていくのを何度も見ました。今回も(憶測ですけど)あの上司が、「ししょーくんでもできるレベルのことだから、サブくんはきっともっと上手くできるだろう。」と考えて、誤った判断がなされたものと考えられます。だいたい、ししょーはパワハラ騒動を起こし(不本意ですけど)上層部に煙たがられているような空気は感じていました。勉強会を見直す際に、やっかいなししょーではなくさらに優秀な(と上層部が誤認した)サブ氏に勉強会を任せる方がよかろうという判断がされたことは想像に難くありません。

ハンバーグカレー2
【ハンバーグカレー2】

それと、これも大きな問題であったと思いますが、問題児クラッシャーの加入も失敗の要因であると考えられます。自社の人間ではないこと、ある程度(中途半端に)経験があること自体についてはそれほど問題ではないと思いますが、彼の性格がかなりひどかったので、それによって社内勉強会がかなり攪乱された感は否めないと思います。彼は経験が薄い(経験値÷経験年数)割に長く業界にいたプライドなのか不遜な態度を見せていました。特に周りに若い衆がいたので経験者の威厳を示したかったのかもしれません。しかし、彼の経験不足は明らかでしたし、どう考えても若手の手本になるような人物ではありませんでした。その点について繰り返し注意をしてきたのですが、それが結果としてパワハラ騒動になったことは本当に不本意でした。もしも上司が一度でも勉強会の様子を観察し、その中で彼が暴れている(それに対してししょーがキレている)事実を目の当たりにすれば、あるいは上司の評価も変わっていたかもしれないのですが。そしてししょーは教育上の判断から彼を勉強会から排除すべきであると進言しましたが、それも上司に否定されました。あの問題児がいなければ、社内勉強会としてもっとスムーズに運営できていたはずですので、その点も悔やまれます。

あの問題児の後日談としましては、ある現場にアサインされたのですが、入場前に勤務体系等の条件面に関して彼がわがままぶりを発揮してしまい、それに客先が激怒して結局他の人に仕事が行ってしまいました。それにより、(元)弊社との関係が解消されたので、無事に社内勉強会からもフェードアウトしたのでした。彼が学ぶべきは業務スキルの前に社会人としてのスキル(基本動作)だったのかもしれません。そんなのは、ウチの勉強会では教えることができませんのであしからず。

最後に、これも憶測ではありますが、結局あの上司は勉強会の効果を実証できなかったのではと思われます。勉強会でこういうスキルを付けて、それによってこういう現場に就くことができる、そしてキミの給料はこれくらい上がるよという、具体的なストーリーを提示できなかった、もしくは実現できなかったのではないかと思うのです。一部の生徒については効果を発揮できたと思いますが、それを上手く展開できなかったことは大きな失敗だったと考えます。すべての若手社員が希望とガッツにあふれているとも思いませんけど、何人かのやる気ある若者に具体的な未来予想図を提示できれば、職場勉強会はもっと効果を発揮できたでしょうし、参加希望者も増えたと思うのです。

メンチカツカレー
【メンチカツカレー】

おわりに

結局、自社の若手社員を鍛えて現場に通用するエンジニアを養成するという崇高な目的で始まった職場勉強会は、上司その他の判断ミスのため崩壊してしまいました。さらに気になることがありましたので、追加で挙げておきます。あの上司は、勉強会を実施しているししょーについて、「こいつは趣味でやってるだけだから。」という物言いをしたのです。これがもし、「いつも頑張ってくれているね。若手を育成するために努力を惜しまず働いてくれてありがとう。」なんて上司からお言葉をいただいた時に(そんなことは一度たりともありませんでしたが)、ししょー自らが「いえ、これはほんの趣味程度ですので。」と言うのなら、それは普通に謙遜です。ですが、他者が人の行動についてこんなものは趣味だからと発言するのは、謙遜ではなくただの侮辱です。滅私奉公して頑張ってきた努力や労力を否定するものです。

こちらの努力についてその程度の認識でありながら、その一方で勉強会の成功については認めているようでした。ですが、それは助けてもらっているというのではなくオレの力で成功したんだと思い込んでいるように見えました。よくある部下の手柄を横取りする上司のようなものだったかもしれません。そうであるからこそ、サブなんかをリーダーに据えて上手く進んでいると勘違いもしたのでしょう。もうあの会社を離れてしまいましたし、あの上司には金輪際世話になることはないでしょうから、もう気に病むことはないと思いますが。

これからもし、社内にくすぶる若手たちを何とかしたい、自分の経験を余すことなく伝えて彼らを一人前の技術者にしたいと考える方がいらっしゃったら、それは素晴らしいことだと思います。会社のボトムアップにもなりますし、社内教育の内製化という点でもかなり効果を発揮するのではないかと思われます。ですが、その際には教育担当者の立場(そして権限など)を明確にしておく必要があると思います。上役の中途半端な思いつきに安易に乗っかってしまうと、後々苦労することになると思われますので。そもそもこの業界のエキスパートたちは、(あまり教える人がいないので)独力でスキルアップすることも少なくないです。そのため、自分の時間を削ってまで、さらに自分が苦労して積み上げたスキルを易々と他人に分け与えるなど以ての外と考える人も多い中で、教育をしたいという意志は大変素晴らしいですし、なかなかできないことだと思います。実際にししょーも職場勉強会の話をするとエンジニア仲間から奇異の目で見られましたし。そうであるからこそ、教育担当としての立場(ポジション)を明確にして、あっさり手柄を取られたり努力が正当に評価されないという事態は避けるべきと考えます。

牛カレーハーフやさい
【最後は牛カレーハーフやさいを添えて】


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